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IちゃんとP(パパ)と小野田君の会話が続きます。

イラスト

小野田君

今日は前回に続いて「スマホ内線システム」としての「IP-PBX」である「日立のCX-01」について説明します。

Pパパ

PBXはIPになってから結構経ったが、変化があったのかな?

小野田君

図1 従来は二者択一が主流
図1 従来は二者択一が主流

はい。
もう全てのメーカーから出ているPBXは、「IP−PBX」になっています。
いままでは、どちらかと言えば、サーバー型か交換機型(レガシー重視)かの2種類のせめぎ合いの感じもありました(図1)が、最近は、大震災やBCP(事業の継続性)の観点から、フルIPとレガシーの混合型、つまり「ハイブリット型」が重視される気配です。

Iちゃん

車みたいね。
スマートとかハイブリッドとか、新しいキーワードの仲間が増えるのね。

Pパパ

図2 車もハイブリッド型が登場
図2 車もハイブリッド型が登場
<補足>ハイブリッドカーは、ホンダだけで世界累計で100万台を越えた。(2012年9月末時点)

はっはっは。面白い意見だ。
そうだよ。同じ意味だ。
車は、ACから充電した電源とバッテリー電源とを「併用」するタイプだね。(図2)
PBXもレガシー端末の収容とIP端末の収容の併用ができるものだ。

前々回、各メーカーのスマホ内線対応のIP−PBXの動向について話をしたとき、各メーカーの対応機種をリストアップしたが、日立の「CX−01」、NECの「SV8000/8500」、富士通の「LEGEND−V」、沖の「DISCOVERY neo」も、みんなそうだね。

小野田君

はい。そのなかの日立さんの「CX−01」を、いま、私は提案営業しているので、ポイントを説明します。

Pパパ

お客様の反応はどうかね。

小野田君

はい、このお客様は元々日立のCX−9000シリーズを使っておられたのですが、
(1) 使用中のレガシー端末を流用できて、運用面でもコスト面でも大歓迎
(2) BCPの観点から、停電時も「バッテリー」が耐用してくれるのが有難い
(3) 携帯電話やスマホを内線に利用する時代になってきたが、その対応も充分
(4) ビデオ会議システムも導入したいと思っていたのでタイムリー
(5) NGNを始め「IPへの対応」も可能で、将来性にも不安がない
との評価を戴いています。

Pパパ

そうか。
では、私を「総務部長」か「システム部長」と思って、分かり易く説明してくれないか。
まず、「スマホ対応」から頼みます。

Iちゃん

図3 総務部長とシステム部長は犬猿?
図3 総務部長とシステム部長は犬猿?

あら、私が口を挟んで悪いけど「総務部長」と「システム部長」では、全然説明の仕方が違うんじゃない?
それと、両部長さんは「なかなか仲が悪く“犬猿の仲”」とも聞いているけど?(図3)

Pパパ

はっはっは。これは愛ちゃんに一本取られたね。その通りだった。
一般的に総務部長の方が「技術的、とりわけIPには詳しくない」ので、私は総務部長になってみよう。
では、頼むよ。

小野田君

はい。
スマホの急激な普及については、この勉強会で学習済みでしたよね。そのため、「内線にスマホを使いたいという要望」は大変多くなっています。
CX−01のスマホ対応は、図4のようになっています。

図4 CX−01のスマホ内線用アプリケーション
図4 CX−01のスマホ内線用アプリケーション
<補足>
社内では無線LAN,外出先では3Gパケット回線を利用して、内線の発着信が可能。
また、保留・転送などのPBX内線機能も利用でき、携帯電話のモビリティ(移動性)と
併せて電話業務の効率化が図れる。

Iちゃん

これは便利ね。
営業の方なんか、社外に出ても「スマホが内線電話機」として使えるなんて、物凄く便利になるわね。

Pパパ

そうだね。
こんな話をすると「年がばれる」が、私が新人時代など、会社への電話は公衆電話だったからね。社内の人も外出した営業マンと連絡をとるのは至難の技だったよ。

Iちゃん

はっはっは。
今は「公衆電話を見つける方が至難の技」ですもんね。

Pパパ

余計なことを言ったが、もう一つの「ビデオ会議」の話を聞かせてください。
私は総務部長だからね!

小野田君

はい、分かりました、総務部長殿!
今のところ、この「ビデオ会議連携」は、日立の「CX−01」だけ実現可能と聞いています。
その内容ですが、一般の会社では例えば図5のように「困っていること」があるものです。

図5 こんなとき困らないか

 
<補足>
(1) お客様と対応中「質問に答えられない」
→SE等の応援が欲しい
(2) 図面を見たい(お客様にも見せたい)
(3) TV会議に会社の技術者を参加させたいがその場(拠点等)にTV会議端末が置いてない

それが、CX−01の「スマホ連携(ビデオ会議)」では、図6のように「問題解決」が可能になります。
いま、提案しているお客様も、この問題を抱えておられるので、この機能を高く評価してくれています。

図6 CX−01なら

 
<補足>
(1) スマホからリアルな情報や質問を会社に伝え、確実な指示等を得ることができる。
(2) 会話だけでなく、手元にない映像や資料等も入手できる。
(3) 電話で音声でのTV会議参加ができる。

小野田君

これは、1つの利用シーンですが、この他の利用シーンもお客様と会話しているとたくさん出てきます。
CX−01は、ソフトフォン(ビデオ会議フォン)で、特別なサーバーを必要としないで4台までのビデオ会議ができますし、Wooolive(ビデオ会議システム)とも接続できます。
簡単な打ち合わせならソフトフォンやスマホ連携で、大規模なビデオ会議はWoooliveなどと利用シーンに合わせた「ビデオ会議」ができるんですね。

Pパパ

そうか。
今時のIP−PBXは、ハイブリッドと言う現実的な特長の他に、スマホやビデオ会議など多様な要望に対応できるようになっているんだね。

小野田君

はい。今日紹介した他にも「CX−01」のセールスポイントはたくさんあります。
例えば
(1) 19インチラック搭載
(2) パッケージ及びソフトウェア統一
(3) ラック搭載の長寿命バッテリー
(4) 節電モード
(5) 交換時期お知らせモード
(6) 多機能電話機アラーム表示
(7) FMC電話帳アプリケーション
(8) IPメディアホン
(9) テレビ会議連携
(10) PBX内蔵スケジューラ機能
(11) カラー液晶PHS
(12) PHS圏外転送先分割機能
(13) PHS位置表示機能
(14) PHS緊急メッセージ通報システム
(15) ラインキー付卓上PHS
(16) FAX誤送信防止機能
(17) DSS出退表示機能
(18) 多機能電話機の2Wマルチ接続
(19) 36ボタン黒色多機能電話機
(20) 表示機付きアナログ電話機
等です。

Pパパ

セールスポイントに溢れていることは分かったが、セールスポイントを羅列するような営業は「初歩的営業」だよ。
そのユーザーにミートするような提案に心がけて欲しいものだね。
そのユーザーにとって「セールスポイントは1個あれば良い(多くても3つ)」とさえ言われているんだよ。

小野田君

勿論、そのように心がけています。

Pパパ

よろしい。
では、次回は何の勉強をするかな?

Iちゃん

パパ。最近テレビでしきりに「LTE」ってCMが流れているんだけど、「LTE」について教えて欲しいな。

Pパパ

分かりました。
小野田君には、たった3回しか登場して貰えなかったが、また、出番を作るから。
次回は私が能書きをいうかな・・・。
タイムリーな話で「LTE」について話そうか?

Iちゃん

いいね。いいね。
もう使っているけど、本来の意味が分からないから、是非、教えて!

小野田君

私もよろしくお願いします。

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