IPよもやま話
IちゃんとP(パパ)と小野田君の会話が続きます。
今日は、PBXの話に移る前に「Android搭載の新しい電話ともタブレット」ともいえる「新しいシステム」をご紹介します。
期待していたよ。
それは何かね。
それは「ナカヨ通信機の“GRANYC(グラニス)”」です。
外観写真をお見せしますので、私のタブレットを見てください。(図1)
図1 新しいシステム「GRANYC(グラニス)」の外観
「Android搭載ダブレット型IP PHONE」で、左の写真が通常の外観で、右が取外したタブレットです。
ヒャー!面白いね。
タブレット型端末をタブレットで紹介するのかぁ!
これって、どんな風になっているの?
GRANYCは、Android2.2を搭載したタッチパネル式のIP PHONEなんだが、写真左の ように充電台とセットで提供され、オフィスの机上では、充電台と一体となった受話器を 使ってビジネスホンやひかり電話対応電話機として利用できるんだ。
面白ーい!
充電台はクレイドルとなっていてね、すべての機能はタブレット側に搭載されているんだ。
このため、7インチワイド型LCDを搭載したタブレット本体を取り外すと、無線LANを利用した持ち運べる情報端末として、一台で何役もこなせることになるんです。
面白ーい!
Iちゃん、面白がってばかりいるが、もっとシステムや利用シーンなど、掘り下げて聞かないと駄目じゃないか。
そうだったわ。
はい、質問します。
システム的には、どんな風になっていますか?
真面目になりましたね。
タブレットにシステム図を入れてきました。(図2)
ナカヨでは、GRANYCを「ビジネスホンも含めた次世代型の新IP端末」と位置づけています。
前回勉強した「スマートゲートアダプタ」が「ビハインドPBXスタイル」でしたが、GRANYCも図のように、PBXに付加することもできるんですね。
図2 グラニスのシステム構成イメージ(IP−PBX等に付加の場合)
システムのイメージは分かったけど、特徴は?
有難う。その質問待っていました。(笑)
メーカーは、図3のように8つあると言っていますが、少し多すぎる気がしないでもないです。
図3 グラニスの特長
でも、ちょっと説明を聞きたいな。
(1)の「1台3約」ってどういうこと?
1つ目は、「オフィスの机上では電話機」として、2つ目は「持ち運べる情報端末として」、3つ目は「テレビ会議システムの一環」として、使えることなんだ。
もっとも、(3)は無線LAN環境下で可能となるんだけど、充電台に置いて使用時も無線LANによる接続が可能なんだね。
PBXに収容されるんだから、電話機としての機能も必要よね。
それが、(2)なのね。
そうです。
電話帳機能、着信履歴、発信履歴、パーク保留等、ビジネスに必須の便利な電話機能を多数搭載していますね。
タッチパネルに表示されたビジネスホンライクの機能ボタンにより多機能電話機として便利に使えることが特長だね。
(5)も大きな特長ではないかな。
図4 タブレットとしての利用
そうですね。
マルチタッチ可能な液晶表示部は取り外してタブレットとしてオフィス内を持ち歩いて利用できますね。内線通話はもちろん、オフィスネットワークにアクセスして必要な情報を見ることができます。
インターネットの閲覧やメールも可能なんです。
そのイメージを図4に示しました。
利用シーンだけど、(3)のテレビ電話の場合について説明して!
図5 テレビ会議システムの例
はい。
図5に示しましたが、複数拠点間でのテレビ会議システムの構築も可能なんです。
各自オフィスの席にいながらにして、会議を開催できますし、タブレットを持ち歩いての移動も可能なので格段に便利さが向上するのが特徴です。
この点を、顧客に強調して説明しています。
その他、考えられる利用シーンは?
そうですね。
この他にメーカーでは、次のような利用シーンも想定しています。
デジタルサイネージって何?
図6 デジタルサイネージ例
それはね。
「電子看板」のことなんだ。
いま、ネット検索するね。
出た出た。図6だ。
ああー。駅なんかにもよくあるやつね。
図7 グラニスのデジタル
サイネージへの応用
そうです。
図7が、グラニスの利用シーンのイメージです。
分かった。
面白いシステムね。
はっはっは。Iちゃんは最後まで面白がっていたね。
これから、このようなAndroidやタブレットそのものを応用したシステムがどんどん出てくるだろうね。
小野田君もアンテナを高くして、勉強していく必要があるね。
次回も、小野田君の番だったね。
そうです。
次回が、ようやくスマホも活用できる新製品のIP−PBXの話です。
ご期待ください。(笑)
期待しまーす。!