ページの本文へ

Hitachi

IちゃんとP(パパ)小野田君の会話が続きます。

イラスト

Iちゃん

パパ、前回は私が割り込んだので、少し道草を食った感じになってすみませんでした。小野田君の勉強の邪魔をしちゃったわね。

小野田君

大丈夫です。
いま、私自身で「スマホFMC」の勉強をしながら提案書作りをしています。
商談は待ってはくれませんから・・・。

Pパパ

ほほう、それは偉いね。
じゃあ、スマホやタブレットの話が終わったら、久しぶりに小野田君に講師役を頼むことにしょう。

Iちゃん

いいね、いいね。

小野田君

愛ちゃんは気楽でいいね。(笑)

Iちゃん

ところで、今日は何の話をしてくれるの?

Pパパ

図1 スマホ・タブレット VS PC
スマホ・タブレット VS PC

スマホと並んで、いま「タブレット」の普及も凄いものがあるよね。 2012年から登場している」「スマホやタブレット」は「PCの方が高性能」と威張ってはいられない状況になってきたね。(図1)

その普及状況は、ざっくり言って「携帯電話は1人に1台」*1、「スマホは4人に1台」*2といったところだ。タブレットの数字は把握していないが、最近の普及ぶりは目を見張るものがある*3ね。
今日は「タブレット」について勉強しよう。

小野田君

いいですね。
私も買おうとしているところです。

Iちゃん

パパ、そもそも「タブレット」ってどんなものを言うのかしら?

Pパパ

図2 タブレットPCの一例
(コンバーチブルタイプ)
タブレットPCの一例 (コンバーチブルタイプ) hp TC1100シリーズ
hp TC1100シリーズ

うん、もともとの英語の意味は「錠剤、平板、銘板、メモ帳など」の意味の単語なんだ。
ITの世界では小型の板状の装置や部品のことをタブレットと呼び、単にタブレットといった場合にはペンタブレットやタブレット端末、タブレットPC*4のことを指すことが多いんだよ。

小野田君

タブレットも良く見かけるようになりましたね。

Pパパ

タブレットの最近の状況を調べるとね。
何と、タブレットは2012年に世界出荷で1億台を超えると見込まれ、インターネット端末としてPCやスマホに次ぐ地位を確立する勢いなんだよ。
2014年には2億2000万台の出荷で5億3000万台になるとも見込まれている勢いだ。2011年は7000万台だったのにね。

小野田君

図3 アップルの新製品
アップルの新製品
米Appleは、タブレット端末「iPad」の新機種を
2012年3月16日に発売した。

私も買おうとしているので調べたら、アップルが日米など世界の10ケ国で第3世代となるタブレットの新機種をこの3月16日に発売しましたね。
その写真を持っています。(図3)

Pパパ

そうなんだ。
そのアップルの新製品が登場して、タブレットは「大競争時代」に突入したんだ。このことは、後で説明するよ。

タブレット市場ではiPadが世界の6割のシェアを持ち1位だが、グーグルのOS(アンドロイド)搭載の「ギャラクシータブ(韓国 サムスン電子)や米アマゾンの「キンドルシリーズ」が後を追っているね。

小野田君

前回勉強した「OSの話」ですが、スマホの世界ではアンドロイドが勝ち組のように聞きましたが、私の友人は「iPadのiOSはいいよ」と言っていましたよ。

Pパパ

そうか。
マイクロソフトも12年内にOS「ウィンドウズ8」でタブレットでの巻き返しを狙っているようだね。

タブレットは、ビジネスや学校・病院などに浸透してきているようだ。
例えば、

  1. 営業では営業マンに持たせ、カタログ説明やプレゼン用に
  2. パイロットがマニュアル(トランク1個分)をタブレット化したり
  3. 病院では、患者に検査結果など個人的な映像を見せたり、医者が「電子カルテ」を活用したりするのがトレンドになっている
  4. 学校では「デジタル教科書」に活用(サムスンが売込み)

といったところだ。

小野田君

そうですね。
個人だと、よく電車の中で電子図書や新聞を読む人を見かけますね。

Pパパ

面白い話をしようか。
これは、ニールセンの調査を見たものだが、スマホとタブレットを買い物関係で使ったことがある人が79%もいて、それがどのように使われているかベスト10をピックアップしてみると、次の表のようになっているそうだ。
もっとも、あくまでアメリカの話なんだが・・。
このデータから推測されたのは、「タブレットは屋内使用が多く、スマホは屋外使用が多い」とのことだが、私には大差ないように思われるがね。(笑)

表1 スマホとタブレットの買い物関係の用途

スマホ 割合 タブレット 割合
1位 最寄りの店舗を検索する 73% 商品の詳細を調べる 66%
2位 他の店との価格比較 62% 買った人のレビューを読む 56%
3位 商品の詳細を調べる 57% 他の店との価格比較 52%
4位 買った人のレビューを読む 45% タブレットからそのまま購入 42%
5位 買い物リストとして使う 42% 最寄りの店舗を検索する 42%
6位 モバイルクーポンを使うため 36% 支払いをするために 28%
7位 スマホからそのまま購入 29% ソーシャルメディアで「買ったよ!」と言うために 25%
8位 支払いをするために 27% 買ったもののレビューを書く 22%
9位 ソーシャルメディアで「買ったよ!」と言うために 23% 買い物リストとして使う 16%
10位 買ったもののレビューを書くために 11% モバイルクーポンを使うために 11%

Iちゃん

私もタブレットを買ったら買い物に使うと思うわ。
ところでパパ、スマホやタブレットの私物を会社で使えるようにならないかな?

Pパパ

ほほう。愛ちゃんもそう思うのか。
そのこと、つまり「従業員が私物のモバイル端末を会社に持ち込んで活用することを"BOYD(ビーオーワイディ=Bring Your Own Device)"」と言って、いまトレンドな話題なんだよ。
そーだ、このことは次回話をしよう。

Iちゃん

あらー、私が変なことを聞くので、小野田君の「スマホFMC」の話題がまた先送りになっちゃったわね。

小野田君

大丈夫です。
私の方の商談も着々と進んでいますから。

Pパパ

そうか、よしよし。
では、次回は「BOYD」について話すことにするね。

*1
携帯電話は1人に1台:TCA(電気通信事業者協会)のデータで携帯電話は1億2400万台(2012.3)の普及で、日本の総人口(総務省国勢調査=2010年)は、1億2800万人なので、ほぼ1人に1台の計算になる。(赤ちゃんも含めてだが)
*2
スマホは4人に1台:D2C(ディーツー コミュニケーションズ)の2012.4.12の報告では、普及率23.6%(このうちの女性は38.9 %)となっている。
*3
タブレットの普及率:公表データを把握していないが、1つのレポート(MMD研究所)がある。モバイル・インターネットWEBでのオンライン調査にて395人を対象に、タブレット端末の所有率について調査したところ、全体の51.1%がタブレット端末を所有していることがわかった。
*4
タブレットPC:平板状の外形を備えタッチパネル式などの表示/入力部を持った携帯可能なパーソナルコンピュータである。

日立システムズフィールドサービスのサービス・商品に関するお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ 0120-152-750 9:00〜17:00(土・日・祝日は除く)

Human*IT