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IちゃんとP(パパ)小野田君の会話が続きます。

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Iちゃん

今日は、FMCの「内線ワンナンバーサービス」の続きを話してくれるのかな?

小野田君

是非、お願いします。
FMCの商談が増えてきたので、とても参考になるんです。
よろしくお願いします。

Pパパ

では、今回はソフトバンクテレコムの「ホワイトオフィス」について説明しよう。
内線ワンナンバーサービスは、キャリア4社が出揃ったんだが、ポイントはPBX(ユーザーが使用中または新規)との連携(図1)にあることは理解しているよね。

ウィルコムはPHS,他のキャリアは携帯電話だね。
適用できるPBXは、各キャリアのホームページで参照できるが、日立製なら日立コムネットに問い合わせればいい。

もう一つのポイントは、4社のシステムが微妙に違っている点だ。
番号計画や使い勝手が異なるので、要注意だね。

図1

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小野田君

はいそうです。
勉強中の私もそこに注意しています。

Pパパ

では、本題に入ろう。
「ホワイトオフィス」とは、保留・転送機能を付加した携帯電話同士の内線通話、顧客の既設PBX等とソフトバンク携帯電話網との接続(専用線)による「固定電話と携帯電話間の内線通話サービスにより、コミュニケーション効率の向上を実現させるものだ。
つまり、内線番号(付加番号要)での発着信を可能にして、通話が簡単に成立するようにしたシステムなんだね。
そのシステムイメージを図2に示したから、よく見てくれ給え。

図2 ソフトバンクの「ホワイトオフィス」のシステムイメージ

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<補足>
対応できるPBXは、各キャリアのホームページで参照できるから、事前確認が必要。

小野田君

このシステムの特長は何ですか?

Pパパ

そうだね。
特長は、次の5つだ(文中の注1〜注4については、最後に説明する)

  1. 何処にいても、携帯電話での内線通話OK!
    →3Gエリア(注1)なら、社内/社外を問わず、全国何処でも内線サービスが可能
  2. 携帯電話でも内線通話は、いつでも定額を実現!(24時間定額化)
    →携帯電話、固定電話でも、内線番号による通話なら、国内通話し放題!(24時間定額化)(注2)
  3. 3G携帯電話ならどれでも利用可能!
    →携帯電話は特定機種だけでなく、ソフトバンクの3G携帯電話ならどこでも利用可能。(注3)
  4. 携帯電話の操作で、内線付加機能の利用が可能!
    →保留・転送・解除、など、内線付加機能を携帯電話で利用できる。
    →保留・転送は、被転送者が保留・転送を繰り返し行える「多段転送」も可能。
  5. 既存電話設備を活用、端末フリーにより、ローコストで導入可能!
    →現在ユーザーが使用中のPBXで、携帯−内線固定電話間で内線通話を利用できる。(注4)

小野田君

続けてすみませんが、機能を教えてくれませんか。

Pパパ

はいはい。
機能としては、
■企業固定電話 ←→ 携帯電話(内線)

●ホワイトオフィスとユーザーPBXを専用線接続
●固定電話と携帯間の内線通話(24時間定額)
●外線から着信後、携帯への転送
●固定電話から内線番号での携帯呼び出し

■携帯電話同士の内線通話

●内線番号による発着信(24時間定額)
●発番号通知(内線番号)
●応答保留転送
等がある。

小野田君

使い勝手、例えば番号計画などで何か注意しておくことがありますか?
図2だけでは番号計画など理解できない部分もありますね。

Pパパ

そうだろう。いい質問だ!
番号計画で注意することが2つある。
1つは、図3に示したが、内線ワンナンバーサービスを利用するには、必ず「*33」が必要なことだ。
もう1つ、「拠点番号」は、ソフトバンクのホワイトオフィス設備(サーバー)が、ユーザーの識別をするために必要となるもので、一種の「ユーザー番号である。
また、そのユーザーが、固定内線と携帯内線に別の拠点番号を与えることもできる。
このときは、固定電話内線番号と携帯電話内線番号に同一番号も付与できる。(図表2では「2000番」)

図3 ホワイトオフィスの番号計画

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小野田君

分かりました。
内線番号の前に付加番号があるのが煩わしい気もしますが、図3にあるように「携帯の電話帳に登録しておけば簡単ですね。
機能の大まかな説明はありましたが、内線機能に絞ってもう少し説明してくれませんか?

Pパパ

いいとも。
表1に整理したのが内線関係の機能だ。

表1 ホワイトオフィスの内線機能

表1 ホワイトオフィスの内線機能
内線機能 説明
1 ソフトバンク携帯内線−ソフトバンク携帯内線 従来の携帯電話番号(0A0)以外に、内線番号による通話が可能。
2 ソフトバンク携帯内線−固定内線(PBX) PBXと専用線接続により内線番号による通話。
  • 従来の080等の番号以外に、ユーザー独自の番号体系による通話
  • 携帯から固定電話を呼出す番号の最大桁数(拠点番号+内線番号)は14桁まで)
3 内線番号表示 携帯電話での内線番号表示が可能。携帯電話の電話帳には通常の080の番号の他に、内線番号の登録により、着信時に名前の表示も可能。
4 保留・転送 携帯電話で応答後の保留・転送・解除・転送繰り返しも可能。
携帯から携帯への保留、転送には回数制限はない。(多段転送)
5 複数拠点間通信 PBXタンデム機能(*)等により携帯―他拠点間の内線通話が可能。PBXの機能に依存するので、事前確認が必要。

<補足>
(*)タンデム機能:PBXに中継線(専用線)から入り、それがそのまま中継線(専用線)に出てゆく「中継接続」のこと。

全部の説明には時間がかかるので、2項の「ソフトバンク携帯内線とPBX固定内線」との通話のダイヤル操作について、図4示したので参考にしてくれたまえ。
(注)の意味は2つある。
(1)固定電話−携帯電話間の内線に関しては、接続PBXの機能に依存する。
(2)ソフトバンク携帯同一拠点内の内線通話では、拠点番号を省略することができる。ということだ。

図4 ソフトバンク携帯―固定内線(PBX)の内線通話

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小野田君

大体、理解しました。
ソフトバンクの携帯電話利用のユーザーが既設PBXを活用して「内線ワンナンバー機能」を使いこなすと「業務効率の向上」と「通話料節減」に効果がありますね。

Iちゃん

パパ。もう1つ「KDDIのビジネスコールダイレクト」の説明が残っているわよね。
次回は、それを頼むわ。

Pパパ

はっはっは。
今日は静かに聴いていたと思ったら、最後に一言しゃべったね。了解しました。(笑)

ホワイトオフィスの特長の説明での(注)の説明

注1
3Gエリア:ソフトバンクモバイル第3世代携帯電話のサービスエリア。
注2
海外滞在中に内線を受けた場合は、国際電話サービスの通話料がかかる。また、海外から日本国内への内線発信はできない。
注3
ディズニー・モバイル、プリモバイルを除く。
注4
PBX機能に依存する。

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