IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
パパ、今日も小野田君と一緒に勉強します。よろしく。へへへ。
はいはい。仕方ないね。
今日は「モバイルセントレックス」の最近の動向だよね。
でも、その前に、小野田君は若いからピンと来ないかもしれないが、レガシーの時代に比べると、いまは、我々売る側も、買う立場のユーザーも「大変悩ましい時代」になったんだよ。そのことから話を起こそう。
それって、どういう意味ですか?
図1 悩ましい総務部長
レガシーPBXの時代は、乱暴に言えば、A社のPBXもB社のPBXも「大同小異」でね。
売る立場の我々も、メーカー間の比較など簡単にできたし、買う立場のユーザーも「機種選定は容易」だったし、本社はA社、関西支社はB社などと「マルチベンダ方式」も可能だったんだ。
それに比べれば、セントレックスは「各社各様」なんだよ。
そうですか。
すると、導入して失敗するようなケースは少なかったですね。
ほほう、勘がいいね。
はい、山勘(*1)ではありません。(笑い)
IPセントレックスで失敗したユーザーを知っていますので、直ぐに理解できました。
どのくらい違うか、そのイメージを教えよう。
図2を見てくれ給え。
図2 キャリア3社のモバイセントレックス
NTTドコモの「オーダーメイド的システム」、携帯電話網の一部を提供するようなKDDIのシステム、そして「携帯電話の団体契約(電話機だけを貸与)」のようなソフトバンク、と「各社各様」なんだね。
わぁー!利用料金も違うのかしら?
そうそう、違うばかりか「携帯内線同士の通話も有料・無料・割引」と違っているんだよ。
エーッ! それじゃ、「悩ましい」などと言っている場合じゃないわ!
よく勉強しないと「失敗する確率大」ってことになるわね。
そう、そこに気がついてくれれば、今日の勉強会は大成功だ。
はい、今日はこれまで。
何か中途半端な終わり方ですが、勉強すべきことは分かりました。
次回もよろしくお願いします。