IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
パパ、この前はごめんなさい。
今日も小野田君と一緒に勉強します。よろしく。
はいはい。仕方ないね。
今日は「モバイルセントレックス」がテーマで「FMC」との関連についても話すんだったよね。
そうよ。
お願いね。
では、言葉の意味から行こう。
「セントレックス」の意味は、前回話したが、そのセントレックスに「内線電話機として“携帯電話”や“PHS”が使えるようにしたシステム」のことを「モバイルセントレックス」って言うんだよ。
それが、最近では「FMC」って言う場合がありますよね。
そこのところがよく分からないんです。
図1 FMCとは
固定電話と携帯電話の結婚
そうだね。
では、あまり面白くはないが「総務省の“FMCの定義”」の話をしよう。
「FMC」とは、「fixed mobile convergence」の略で、このコラムの第17回でも解説したが、「固定電話と携帯電話が合体(結婚)すること」(自宅に帰れば、携帯電話が、自宅内のアンテナ経由で固定電話網につながる)と、話した筈だ。
そうそう、そのこと覚えているわ!
「結婚」って言うキーワードだからすねているのね(笑)
図2を見てくれ給え。
面白いだろう。
4つの全てを「FMC」って呼ぶんだね。
図2 FMCの定義
(出典:総務省資料)
(1)の「請求書の1本化(合体)」や(2)の「ワンストップ申込(申込時の固定電話と携帯の合体)」は、手続き上のことだが、それも「FMC」って言うんだそうだ。
分かりました。
いま、市場に出ている「モバイルセントレックス」は、(3)ですね。
(3)のことを「FMC」と「モバイルセントレックス」の2通りの言い方をする、と思えばいいんですね。
そうだね。さすがにIちゃんより理解が早いね。
私だって理解していますよー!(拗ねる)
はっはっは、では、次回から「最近の動向」や「システムの研究」をして行こう。
はい、今日はここまで。