ページの本文へ

Hitachi

IちゃんとPパパの会話が続きます。

イラスト

Iちゃん

パパ、今日は次世代携帯電話と次世代PHSの話だったけど、最近あった「携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)(*1)」は、トラブルもあって大騒ぎだったわね。

Pパパ

そうだったね。
それほど携帯電話は、普及したってことだね。PHSと合わせると加入者数1億くらいになったから、それこそ赤ちゃん以外は国民の全数が持っているといったイメージだね。

Iちゃん

そうね。携帯も電話というよりもう完全に「情報端末」になったものね。
次世代機はどうなっていくの?

Pパパ

図1 国民ほぼ全員が持っている携帯!
イラスト

それは「高速化」が最大の売りだね。
しかし、次世代機の「高速化」の話の前に現行機の「高速化」の話をしないといけないんだ。
表1を見てごらん。
携帯電話3社の「高速化計画」なんだが、どこの会社も「現行機の約10倍」になる状況だね。
図2にマンガを書いたが、ヘリコプターが飛行機になるようなものだね。
次回、話すが「次世代携帯・PHS」は、それのまた約10倍の「数十M(メガ)」、つまり「現行機の約100倍」になるんだよ。
「飛行機」は「ジェット機」になるようなものだね。

Iちゃん

なぜ、そんなことをするの?

Pパパ

まず、現行機の高速化だが、MNPが10月24日にスタートしたが、その競争の一つだね。そして、単に「高速化」だけでなく、それにふさわしい「コンテンツ」の競争が始まっていくことになると思うよ。

Iちゃん

コンテンツの競争はともかく、10倍になるという速度の3Mって、とりあえず実感が湧かないんだけど、どんな感じなの?

Pパパ

そうだね、分かりやすく言うと「Iちゃんの好きな歌1曲が1分以下でダウンロードできる」ようになるよ。

図2 携帯電話の高速化のイメージ
イラスト:図

Iちゃん

ワァー!それはいいね。
ところで、その10倍化の各社の動きの細部は分かるの?

Pパパ

そう、各社はMNP時代になって「シェア獲得に必死」だから、真剣のようだね。3社の動きを整理したのが、表2だ。

表1 携帯電話3社の高速化計画(現行機種)(1)
イラスト:図

表2 携帯電話3社の高速化計画(現行機種)(2)

表2 携帯電話3社の高速化計画(現行機種)(2)
NTTドコモソフトバンクKDDI
  • 06年8月以降、現行第3世代機のFOMAの10倍の速度3.6M機の販売と新サービスの提供開始。
  • 大規模な設備投資はしないで、既存基地局のソフト変更で対処。
  • ソフトバンクグループのヤフーからのコンテンツ提供を戦略の鍵として10月以降高速化に対応した機種の販売。
  • 主要都市から順次サービスを提供開始。
  • 高速化では先行している。
  • 下りだけでなく、上りも高速化する(今年中)。
  • 狙いは携帯からブログへの書き込みや動画投稿など、利用者からのデータ送受信を速くすること。

Iちゃん

わぁー、凄い!
CMの文句に「○○は、終わりの無い進化を続ける!」というコピーがあったけど、通信の世界は、まさにその通りね。何か無限に進化していく感じがしてきたわ。

Pパパ

そうだね。
じゃあ、次回、本題の「次世代携帯・PHS」の中身の話をしようね。

Iちゃん

うん!興味津々だわ。

*1
MNP:Mobile Number Portability の略。番号はそのままで、携帯電話の会社(携帯電話機)を変えられる仕組み、制度のこと。

日立システムズフィールドサービスのサービス・商品に関するお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ 0120-152-750 9:00〜17:00(土・日・祝日は除く)

Human*IT