IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
パパ、今日は次世代携帯電話と次世代PHSの話だったけど、最近あった「携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)(*1)」は、トラブルもあって大騒ぎだったわね。
そうだったね。
それほど携帯電話は、普及したってことだね。PHSと合わせると加入者数1億くらいになったから、それこそ赤ちゃん以外は国民の全数が持っているといったイメージだね。
そうね。携帯も電話というよりもう完全に「情報端末」になったものね。
次世代機はどうなっていくの?
図1 国民ほぼ全員が持っている携帯!
それは「高速化」が最大の売りだね。
しかし、次世代機の「高速化」の話の前に現行機の「高速化」の話をしないといけないんだ。
表1を見てごらん。
携帯電話3社の「高速化計画」なんだが、どこの会社も「現行機の約10倍」になる状況だね。
図2にマンガを書いたが、ヘリコプターが飛行機になるようなものだね。
次回、話すが「次世代携帯・PHS」は、それのまた約10倍の「数十M(メガ)」、つまり「現行機の約100倍」になるんだよ。
「飛行機」は「ジェット機」になるようなものだね。
なぜ、そんなことをするの?
まず、現行機の高速化だが、MNPが10月24日にスタートしたが、その競争の一つだね。そして、単に「高速化」だけでなく、それにふさわしい「コンテンツ」の競争が始まっていくことになると思うよ。
コンテンツの競争はともかく、10倍になるという速度の3Mって、とりあえず実感が湧かないんだけど、どんな感じなの?
そうだね、分かりやすく言うと「Iちゃんの好きな歌1曲が1分以下でダウンロードできる」ようになるよ。
図2 携帯電話の高速化のイメージ
ワァー!それはいいね。
ところで、その10倍化の各社の動きの細部は分かるの?
そう、各社はMNP時代になって「シェア獲得に必死」だから、真剣のようだね。3社の動きを整理したのが、表2だ。
表1 携帯電話3社の高速化計画(現行機種)(1)
表2 携帯電話3社の高速化計画(現行機種)(2)
NTTドコモ | ソフトバンク | KDDI |
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わぁー、凄い!
CMの文句に「○○は、終わりの無い進化を続ける!」というコピーがあったけど、通信の世界は、まさにその通りね。何か無限に進化していく感じがしてきたわ。
そうだね。
じゃあ、次回、本題の「次世代携帯・PHS」の中身の話をしようね。
うん!興味津々だわ。