IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
パパ、この間はありがとう!
今日は「2010年の展望」よね。
確か「第三次通信革命」とかオーバーに言っていたわよね(笑)。
いやいや、これからの話を聞いたら、決してオーバーではないと確信するよ。
その前に、なぜ「第三次」っていうの?
ほほう、最近鋭いね。
ではその話からしよう。 図1を見てくれたまえ。
ただひたすら「高速化」に向かって進展してきたことが分かるだろう?
それと、第一次通信革命、第二次通信革命も書いてあるよね。
図1 通信の大きな出来事
それは分かるけど、少しは補足説明してよ。
ハイハイ(笑)。図で年数を四角で囲ってあるところが、大事件だ。
(1)1970年の「光ケーブルの発明」、(2)1985年のNTTの民営化、(3)1997年のNTT再編、公衆網の完全デジタル化、地域/長距離/国際の垣根撤廃、(4)2003年のIP電話元年、(5)2010年の第三次通信革命なんだ。
第一次は、法律*1も変わって、NTTが誕生したことで文字どおり「革命的な出来事」だったんだよ。
第二次は?
図2 縄張り開放
NTTが3つ(*2)に分割されたこと、加入電話網が100%デジタルになったこと、そして「ヤクザの縄張り」ではないが、NTTは国際通信に、KDDIは国内通信に縄張りを広げてもよいという「完全自由化」があったんだね。
そうか、そして今日のメインテーマの「第三次通信革命(2010年の展望)」ってことになるのね。
その2010年の展望を図3に示したから良く見てごらん。
キーワードは、既に勉強済みだから分かると思うが、
(1)NGNのサービス開始、(2)IP-PBXやIPセントレックスが企業に普及、(3)携帯電話やPHSは次世代型に移行して、高速性と新しいアプリ充実、(4)光IP電話やVOD(ビディオオンデマンド)が普及、(5)Skype(スカイプ)も普及していく・・・と言った具合だね。
図3 2010年の展望
イメージ的には分かったけれど、パパ、次世代携帯・次世代PHSについては、教えて貰ってないわ!次回はそれにして!
はっはっは!分かりました。
2010年は、NGNをベースにして通信サービスは、大きな様変わりをすることになる。
「第三次通信革命」といっても、決してオーバーじゃないだろう?
そうね。その通りね。
その点は納得したわ(笑)。