IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
パパ、この間は有難う!
お陰で、「私の“知識の在庫”」が1つ増えたわ。
今日教えてくれるのは「「Skype(スカイプ)のビジネス展開」よね。
そうだったね。
Skypeそのものについては、覚えているかい?
インターネットアクセスのできるPCなら、Skypeのソフトをダウンロードするだけで、アドレスをもっている世界中のPCと「無料の電話」ができるものです!
はっはっは。よしよし。
そのSkypeが、ビジネス(企業)に使われ始めている動きについて話せばいいんだね。
それには、いま、3つの動きがあるといっていい。
(1)企業のLANとの連携
(2)IP電話網利用のシステム(商材)登場
(3)Skype内蔵USB(モバイルPC活用)
だが、イメージが湧くかな?
ちっとも湧かないわ!
具体的に教えてください。
まず、
(1)の企業の利用については、図1に一例(フュージョンの「Multi-Dateway for Skype」を示したが、これは
1)Skypeで「050番号」による着信を実現している。
2)同社の「050番号」への着信をSkypeに転送する形で実現している点が注目するところだね。
図1 Skype(スカイプ)の企業応用例
出典:フュージョン広告資料
(2)のIP電話網利用のシステム(商材)についても、例をあげれば「高品質音声会議システム」という新製品が登場してきた。
IP電話網を使うのに、音声品質が加入電話より良いし、通信料が格安(無料に近い)で、Skypeとも連携できる、多地点会議もできる等の特徴がある。
ヤマハさんやNTTITが出しているね。
図2 高品質音声会議システムの一例
ヤマハのPJF-100H概観
NTTのMB-1000
(3)は、昨今、ノートPCを持ち歩き「モバイル生活」をするのが、公私共に流行っているが、そのモバイルPCにかかせない「USBメモリ」に「Skype」を搭載し、外出先でもPCが容易に利用できるようにしたものが登場してきたね。
「ハギワラシスコム」という会社が発売していて、128のUSBメモリだ。
これで、Skype同士のインターネット電話が無料で使えるほか、約100Mの領域は、通常のUSBとしても使えるから便利だね。
しかも、PCに接続しただけで、自動的にSkypeソフトが立ち上がって使用でき、外せば履歴なども自動的に消去される優れものだ。
ヒャーア!
世の中、凄いスピードで進化しているのね。
のUSBメモリ買って、私もSkypeをやろうかなぁ。メモリはいくらなの?
想定売価3,980円と聞いているよ。
いいね、いいね。
早速買って「Skype」やってみようーっと!
NGNとか言って、新しい高速・高信頼度の新IP網ができるとも聞いているけれど、モタモタしていたら、時代に置いていかれちゃうものね。
そうだ、そうだ。そのNGNっていうのも教えて欲しいな。
NGNの時代になってもSkypeって、生き残れるのかなー?
はっはっは!
好奇心旺盛になってきたね。いいことだ。
パパ、有難う。
どんどん「物識り」になっていくって楽しいもの。じゃー、またね。