IPよもやま話
I(愛)ちゃんとP(パパ)とO(小野田君)の会話が続きます。
今日は、前回の続きで「クラウドコミュニケーション」の話よね。これからの「情報通信の姿」といってもいいのかな?
そうだね。前回は、コロナ禍の時代になって、「ニューノーマル時代の働き方」が求められるようになったって勉強したね。おさらいすると「働き方の新しいスタイル」として
①テレワーク(在宅勤務)やローテーション勤務
②時差通勤でゆったりと
③オフィスは広々と
④会議はオンライン
⑤名刺交換はオンライン
⑥対面での打ち合わせは換気とマスク
と言ったところだったね。
そうでした。
その「ニューノーマル時代の働き方」をするためには、いろいろな課題があって、それを解決しなくてはいけないんだね。
どんな課題があるの?
それを図1に示したよ。
図1 「ニューノーマル時代の働き方」をするための課題
いっぱいあるのね。これらの課題を全て解決できるの?
そうだ。クラウドコミュニケーションで全てを解決するんだね。それを表1に示したよ。
ちょっと待って!「クラウドコミュニケーション」ってそもそも何か、それを教えて!
そうかそうか。
では、それをまず説明しよう。図2を見てくれないか。
図2 クラウドコミュニケーションとは?
図2は面白い絵だけど、「クラウドコミュニケーション」って、両足の「クラウド型PBX/クラウド型音声活用/クラウド型コンタクトセンターソリューション」や「テレワーク業務効率化サービス/リモート会議環境向上ソリューション」などによって、①オフィス、②在宅勤務、③サテライトオフィス、④モバイルワークと言った「ニューノーマル時代の働き方」を実現させるって言いたいのね。
ほほう、そういうことです。愛ちゃんにしては上出来な理解力だ!
まだあるわよ。図の右下の「リモート会議環境向上ソリューション」のところに「Cisco Webex」とあるのは、前に勉強した「Cisco Webex Meetings※1」のことよね(注1)。
いやいや恐れ入りました。よく覚えていたね!感心、感心!
そこで、質問があるの。クラウドコミュニケーションが、ニューノーマル時代の働き方の課題を解決してくれるっていったけど、どんな風に解決してくれるの?
今日は絶好調だね。質問まで冴えているね。そのことを整理したのが、表1だ。
表1 ニューノーマル時代の働き方の課題と解決方法
そうか、クラウドコミュニケーションは切れ者ね。その中で前回勉強した「クラウド型PBX」が活躍するのね。具体的な利用シーンを教えてくれない?
いいとも。表1の各項目から、主なものを1つずつ紹介するよ。
まず「オフィス」の項から説明するが、これは、図3を見てくれ。
図3 利用シーンの例①:オフィス
そうよね。今はスマートフォンの時代だから、オフィスでもテレワーク(在宅勤務)でも、着信がスマートフォンにくるっていいね。
次に表1の2項の「在宅勤務」の項目だが、今コロナ禍で会社に出社できないと仕事の継続性や会社と同じPC環境ができないと困るよね。
そうよね。
図4 利用シーンの例②:在宅勤務
その解決策が図4だ。
そうですよね。
テレワーク(在宅勤務)をする時に、PCなどの環境が会社と同じにならないと困りますね。
そうだ。テレワーク(在宅勤務)をやりたくても、そこが整わないで、実施できない企業が結構あったんだよ。
表1の3項の「サテライトオフィス」の利用シーンを紹介して!
図5 利用シーンの例③:サテライトオフィス
コロナ禍の時代は、社員の地理的条件などを考慮して、サテライトオフィスの場所を柔軟に設定したいが、通常難しい。
しかし、クラウド型PBXなら、短期間で柔軟なオフィスの集約、分散、規模の変更などができるので有難いね。
表1の4項の「モバイルワーク」では、どんな利用シーンがありますか?
図6 利用シーンの例④:モバイルワーク
うん、図6だ。社用携帯を持つと業務時間外でも着信して、プライベートとの区別がつかないという悩みが解決して、メリハリのある働き方ができるという寸法だね。
そうか、クラウドコミニュケ―ションって、これからの「ニューノーマル時代の働き方」に絶大な貢献をするってことが分かったわ。
とりわけ「クラウド型PBX」が頑張ってくれるってことも。
今日の勉強を生かして、私も受注活動を頑張ります。
はい。では、今日はこれで終りにしましょう。
図1〜6、表1の出典・引用:日立情報通信エンジニアリング社の資料を元に藤島作成