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Hitachi

I(愛)ちゃんとP(パパ)とO(小野田君)の会話が続きます。

イラスト

Iちゃん

今日は「コロナ禍時代のクラウド型PBX」の話よね。
今までのこの勉強会のおさらいをしてきたけど、私たちは
1)クラウドとは何のこと
2)クラウド型PBXって何?
3)クラウド型PBXのキャリアやメーカーの動向
について、以前に勉強したのよね。(注1)
(注1)第100回、第101回、第118回、第119回で勉強済み

Pパパ

そうだ。そのうえで今日は最近のコロナの蔓延やパンデミック発生の影響によって、テレワークも普及し始めたし、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた「クラウド型PBX」が新たなステージに移ってきたことと、クラウドコミュニケーションという切り口からも、もう1回「クラウド型PBX」を見直してみようということだ。

小野田君

「クラウドコミュニケーション」と言う言葉、初めて聞きましたが、どういうことですか?

Pパパ

うん。コロナでテレワークが脚光を浴びたが、最近言われる「ニューノーマル時代の働き方」を支えるもので、さまざまな働き方を柔軟に組み合わせる拡張性の高いサービスなんだ。それを理解するためにも、先ずは中心になる「クラウド型PBX」を勉強してからクラウドコミュニケーションの話に進めていこうと思う。勉強会は2回になるな。

Iちゃん

そうか、コロナって企業にビジネス展開や業務活動などで、大きな影響を与えているのね。ところで肝心なことだけど、これから勉強する「クラウド型PBX」や「クラウドコミュニケーション」に日立システムズフィールドサービス(注2)は、対応できるのよね。
(注2)日立システムズフィールドサービス:日立システムズネットワークスは、2021年4月より日立システムズフィールドサービスと合併し社名変更した

小野田君

はい、それは私が確認しています。

Pパパ

新型コロナウイルスの蔓延は、企業のコミュニケーションを一変させたと言ってもいいくらいだ。例えば、リモートワークを実施している会社にかかってきた電話はどうすればいいか、といった身近な問題も顕在化しているよね。

小野田君

そうですね。私の会社もテレワークを取り入れていますが、部門や島に1台の固定電話があって、その対応のために出社する人がいる、といった状態です。まだ、こんな会社も多いと聞きます。

Pパパ

そうだ。ニューノーマル時代の働き方をしなくちゃ行けない世の中になったということだ。

Iちゃん

何?その「ニューノーマル時代の働き方」って?

Pパパ

うん、広い意味では、家庭内や買い物などの日常生活まで含めているんだが、ここではオフィス活動に特化して説明すると、「働き方の新しいスタイル」として
①テレワークやローテーション勤務
②時差通勤でゆったりと
③オフィスは広々と
④会議はオンライン
⑤名刺交換はオンライン
⑥対面での打ち合わせは換気とマスク
と言ったところだ。

Iちゃん

図1 クラウド型PBXの利用形態
図1 クラウド型PBXの利用形態

その「ニューノーマル時代の働き方」と「クラウド型PBX」って、どんな位置付けになるの?

Pパパ

そうだね。「クラウド型PBX」は、働き方に合わせて電話機を選べるクラウドサービスなんだ。つまり「ニューノーマル時代の働き方を実現」するんだね。

Iちゃん

具体的には?

Pパパ

テレワークを含めた「ニューノーマル時代の働き方」のシチュエーションは、図1のような4つのパターンがある。クラウド型PBXでの主なその利用シーンをピックアップすると図3のようなものがあるね。

Iちゃん

そのことは以前勉強したけど、具体的な利用イメージは忘れたので、おさらいしてくれないかな。

Pパパ

ヤレヤレ。仕方ないね。それを図2に示したよ。

図2 クラウド型PBX利用イメージ
図2 クラウド型PBX利用イメージ

出典:(株)日立情報通信エンジニアリング社資料

Iちゃん

イメージ湧きました。
モバイルワークやテレワーク(在宅勤務)、オフィスやサテライトオフィスに対応できるのね。

小野田君

クラウド型PBXのメリットを整理したいですね。
以前の勉強会でも、オンプレミス型PBXと対比して、特長など理解しましたが、昨今のコロナ禍時代で、メリットを見直したいです。

Pパパ

そうだね。
コロナ禍の時代だからの切り口で、メリットを見直してみようか。
分かり易い図を作ってある(図3)から、それを見てくれ給え。

Iちゃん

私、④の「スマートフォンを内線として使える」ってのを、もう少し詳しく知りたいな。

図3 クラウド型PBXのメリット
図3 クラウド型PBXのメリット

(注)①の計算条件:内線数48、外線数2で算出。クラウド型PBXは1年目のランニング費用を含む
⑤の3キャリアとは:NTTドコモ(オフィスリンク)、KDDI(ビジネスコールダイレクト)、ソフトバンク(コネクトーク)

出典・引用:(株)日立情報通信エンジニアリング社資料を元に藤島作成

Pパパ

いいとも。
図4で説明するよ。
在宅勤務やモバイルワークでも、スマートフォンを内線として利用できるんだ。オフィスにいるときには固定電話の代わりに内線として使用できるから便利だね。

Iちゃん

パパ。そうしたら、イニシャルコストも今までのオンプレミスタイプより安価だし、これからのコロナ対策として、オフィスでも、モバイルワークでも、在宅勤務でも、いいことずくめじゃあないの!

図4 スマートフォン内線の利用イメージ
図4 スマートフォン内線の利用イメージ

出典・引用:(株)日立情報通信エンジニアリング社資料を元に藤島作成

Iちゃん

クラウド型PBXは大体わかったので、次回は「クラウドコミュニケーション」の勉強ね。

Pパパ

そうだね。「クラウド型PBX」は、「クラウドコミュニケーション」の1つの仕組みとも言えるんで、先に勉強したけれど、次回は、それを含めて「クラウドコミュニケーション」の勉強をしよう。

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