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I(愛)ちゃんとP(パパ)とO(小野田君)の会話が続きます。

イラスト

Iちゃん

今日は小野田君が勉強してきた「働き方改革と介護施設向けソリューション」の話をしてくれるのよね。

小野田君

愛ちゃん。
今、日本は「少子高齢化社会」を迎えていますが、これから先65歳以上の高齢者はどのように増えていくか知っていますか?

Iちゃん

図1 高齢者どんどん増加
図1 高齢者どんどん増加

どんどん増えていくとは思うけど、具体的には・・・・。

小野田君

表1を見て欲しいんだけど、 65歳以上の高齢者数は、2025年には3,657万人となり、2042年にはピークを迎える予測(3,878万人)です。 また、75歳以上高齢者の全人口に占める割合は増加していき、2055年には、25%を超える見込みなんですね。

表1 高齢者の人口推移
表1 高齢者の人口推移
出典:社会保障審議会 介護保険部会(第55回)平成28年2月17日(*1)

Iちゃん

すごーい。
2055年になると、65才以上は10人のうち4人、75才以上は10人のうち4人近くになるのね。

小野田君

そうなんです。そして、もっと深刻なのは「65歳以上の認知症高齢者の増加」なんです。65歳以上高齢者のうち、認知症高齢者が増加していくんですね。

Iちゃん

図2 65歳以上の認知症人口増加
図2 65歳以上の認知症人口増加
出典:社会保障審議会 介護保険部会
(第55回)平成28.2.17(*2)

認知症人口が増えていくのも大きな問題ね。
受け入れる施設の数も、そこに働く従業員の数も限られているでしょうしね。

小野田君

有難う。話の進め方に貢献してくれる良い指摘です。図3を見て下さい。
介護施設での人手不足がわかるグラフですね。

Iちゃん

そうね。年を追うごとに「人手不足」が顕著になるわね。
何か「省力化」に工夫が必要ね。

小野田君

「要介護3」から「介護施設への入居申込」ができるんですが、どちらも2020年から2040年までに1.5倍以上に増加するんですから対応するのは大変です。

図3 要介護認定者数等の見通し
図3 要介護認定者数等の見通し
出典:社会保障審議会 介護保険部会(第55回)平成28年2月17日

小野田君

いま、介護施設の課題や悩み事は、大きく3つあると言われています。
それが図4です。

図4 介護施設の問題解決のサポート
図4 介護施設の問題解決のサポート

Iちゃん

そうなんだ。
そんな課題や悩み事を解決する方法はあるの?

小野田君

それがあるんです。
私が勉強してきたことを報告しますね。
結構内容豊富なので、今回で終わらないときは、続きは次回にさせてもらいます。

Iちゃん

いいわ。進めて!

小野田君

図5 解決法は8つ
図5 解決法は8つ

「介護施設向けケア支援ソリューション」で解決できることは、8項目あります。
順に説明しますね。
先ず①は「介護業務のサポート」を「センサー情報の活用」で行うことです。これが、図6です。

図6 センサー情報の活用
図6 センサー情報の活用

Iちゃん

そうか、センサーが活躍するのね。図では「排泄センサー」と「温湿度センサー」ね。
「おむつ」のセンサーとか、脱衣場や浴室の転倒監視ができるセンサーなんてあるのね。驚いたわ!

小野田君

そうです。
そのセンサーの効果的な活用について補足資料があるので、見て下さい。図7(おむつセンサー)と図8(浴室センサー)です。

排泄を監視して、濡れたおしめで肌がかぶれたりするのを防止できますし、脱衣場や浴室の転倒なども監視できるので安心です。

図7 「おむつセンサー」の活用
図7 「おむつセンサー」の活用
<補足>入居者のおむつセンサーで、排泄状況の的確な把握が可能

図8 「浴室センサー」の活用
図8 「浴室センサー」の活用

Iちゃん

おむつとか浴室のセンサーが、役立つ感じですね。

小野田君

今日は、センサーの話で終わってしまい残りの7つが説明できませんでした。
次回、整理してわかりやすく説明します。

Pパパ

働き方改革で、介護施設を切り口にしたのは、着想が良かったね。
「介護施設向けケア支援ソリューション」の内容説明が、ほとんど次回になってしまったが、前半の高齢者人口や要介護者数の推移など、背景もよく調べたね。
次回に期待しているよ。

*1
元のデータは、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(全国推計)(平成24(2012)年1月推計)より作成されたもの
*2
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)による速報値が元資料

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