IPよもやま話
I(愛)ちゃんとP(パパ)とO(小野田君)の会話が続きます。
今日は「働き方改革と我々のビジネスの話」よね。
最近テレビなんかで盛んに「働き方改革」って報じられるけど、どんなことを言うんでしょうか?
そうした動きをキチンと把握していないといけないね。
では、まず「働き方改革」について、簡単におさらいしようか。
「働き方改革」は、政府の重要政策のひとつに位置づけられていて、多様な働き方を可能にする社会を目指しているんだね。
そんな説明では何も分らないわ!
うんうん、もう少し具体的に説明しよう。
愛ちゃんも日本の人口が2008年をピークに減少して「少子高齢化社会」にまっしぐらであることは、知っているね。
人口が減れば、労働力が不足するよね。この労働力不足を解消させる為に働き手を増やし、出生率を上昇させ、労働生産性を向上させる必要がある。それを実施させようとする政策が「働き方改革」なんだ。
具体的な施策はあるのかしら?
図1を見てごらん。
まず、今叫ばれている「労働人口の減少」だが、2016年の労働力人口は6,648万人、労働力率は60%なんだが、男女別、年令5歳階級別の労働力率を同じとすれば2065年の労働力人口は4000万人と約4割減少し、労働力率は50%程度まで低下すると言われているんだよ。
「労働力率」って何のこと?
図1 「働き方改革」とは
出典・引用:Intage 知るGalleryの利用を参考に藤島作成
労働力率とは、就業者数と完全失業者数とを合わせた労働力人口が15歳以上の人口に占める割合のことだ。
つまり、どんどん労働人口が減っていくってことね。
そうだ。
労働力率の引き上げを実現できるかどうかは、「病気の治療と仕事の両立」「育児と仕事の両立」が可能となる就業環境を整えるなど、「働き方改革」の着実な実施にかかっているといえるんだ。
図1のように、人口が減れば、労働力不足となる。この労働力不足を解消させるため、働き手を増やし、出生率を上昇させ、労働生産性を向上させる必要があるね。これを実施させようとする政策が「働き方改革」でもある。
図1の3にある「働き方改革3つの柱」について、説明して!
うん、働き方に関する法律があってね。
その中身に3つの柱があるんだ。
① 長時間労働の是正
② 正規・非正規の不合理な処遇差の解消
③ 多様な働き方の実現
の3つだ。
えつ、どんな法律なの?
働き方改革実現会議が提出した「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法)」が2018年6月29日に可決・成立して19年4月から施行されているんだよ。
そうなんだ。
でも、①の長時間労働や、②の正規・不正規社員の問題は、この勉強会の範疇じゃないわよね。
③の「多様な働き方の実現」で、例えば「テレワーク」のようなことが上げられていますが、テレワークについては、以前この勉強会(コラム)で取り上げましたよね。
そうだね。
「働き方改革」の切り口から「テレワーク」は、大きなテーマになるが、これは追って取り上げるとして、我々の原点である「PBX」が、労働効率を上げる手段として有効なことを改めて掘り下げたいと思うが、どうかね?
いいですね。
最近は、ともすればPBXの存在感が薄れていく感じもするので、価値観を見直したいし、旧機種を使っているユーザーは、リプレースも検討して欲しいです。
図2 PBXは「働き方改革」に貢献
そうだね。
ここで突然脱線するが、「平成」が終わって「令和」になったが、平成の時代に普及して生活を豊かにしたもののベスト5は(*1)、
1位 スマホ
2位 パソコン
3位 カーナビ
4位 薄型テレビ
5位 携帯電話
だそうだが、オフィスでも1位と2位は主役になってきたから、この2つに着目して「働き方改革」つまり業務効率改善に効果のある「使い方」をピックアップしてみよう。
図3 スマホ内線の効果
それについて、私が幾つか紹介します。
日立のIP-PBX「CX-01」が、最近新バージョン「CX-01 V2」になって、働き方改革(業務効率向上)に効果的な機能が充実したんです。それを分り易く表1に纏めました。
ほほう、手回しがいいね
はい、準備しておきました。
表1 スマホをPBX内線端末にすると
そうなんだ。
PBXの内線にスマホが使えると、もの凄く便利になるわね。
仕事の効率が、ぐんぐん上がる気がする。どの会社もそうすればいいのに!
それが、PBXが古い機種だと思うようにいかないんですね。
PBXの保守会社やメーカーによく相談することです。
もちろん私は、本来の仕事なので、保守先のお客さまに積極的に提案していくつもりです。
でも、スマホだけで「働き方改革」って、底が浅い気もするわ。
もっと他にも、その「IP-PBX=CX-01V2」のインパクトは無いのかしら?
今回は一番分かり易い「スマホ」に特化したが、いやいや鋭いことを言うね。小野田君、君の本業だろう?次回、何か「インパクトのある提案」をしてくれないかな?
分りました。