IPよもやま話
IちゃんとPパパの会話が続きます。
今日は「NTTの光IP電話」の話です。
パパ、お願いがあるの!
今日は「無線IP電話システム」について教えてくれる予定だったんだけど、「NTTが個人向けの光IP電話サービス」を始めたって聞いたので、そのことについて教えて欲しいんだけど・・。
NTTが始めるなんてね。固定電話どうするのかしら?
いいよ。最近の動きに敏感なことはいいことだ。
最近のIP電話の普及は拍車がかかってきて、ついに700万加入を超えたんだ。
年間200万加入もの数が「固定電話からIP電話にシフト」するようになっては、流石のNTTも「個人用IP電話の世界」にビジネス展開をしないと、市場を席捲されてしまうから、「背に腹は変えられず」と、決断したんだね。
そうなんだ。
こうなると「IP電話時代は本格的に到来する」と確実に予見できるわね。
その、内容って?
分かるとも。
NTT東日本でこの2月から始まったんだ(西日本は4月からだね)。
名前は「FRET'S光電話」だ。
最大1G(ギガ=100Mno10倍)を複数のユーザーで共同利用するブロードバンドサービスで、「ユーザーは上り下りとも最大100M」が使えるサービスだよ。
でも、実効速度は100M出ないんでしょっ!*
ほほー、鋭いね。その通り。
料金はどうなの?
料金のイメージは図をみてごらん。安いね。月額の利用料と通話料が安いことが、特長だね。
(図)NTTの個人用光IP電話「FRET'S 光電話」の料金イメージ
出典:NTT広報資料
「電話番号はそのままでOK」とか「固定電話並みの音声品質」とか、「“110番”や“119番”の緊急通話OK」なんかも嬉しいわね。
そうだ。
NTTは、本業だった「固定電話」でも、KDDIの「メタルプラス」やソフトバンクグループの「おとくライン」や、平成電電の「CHOKKA」などの攻勢があるし、まさに「前門の虎、後門の狼」で受難時代を迎えたね。
ねえ、この話は理解したから、次回は「固定電話の競争」について教えてくれないかな。
おやおや、2回も割り込みがはいるのかい。
いいじゃない。
「最近の動きに敏感なのはいいことだ」って誉めてくれたばかりじゃないの!
そうか、そうか、娘には甘いからな。仕方ないよ。