IPよもやま話
I(愛)ちゃんとP(パパ)とO(小野田君)の会話が続きます。
パパ、今日は「クラウドPBXについて、日立さんの対応」を小野田君が報告してくれるんだったわね。
はい、自分の仕事との関係もあるので、いろいろ調べてきました。
図1 日立のクラウドPBX
そうか。
では、私から質問するよ。
前回勉強した「CommuniMax/CT」だけが、日立さんの対応かな?
いいえ、日立さんの対応は
の2種類がありました。(図1)
そうなんだ。
では、(1)の「CommuniMax/CT」は、前回勉強したから「CX−01のクラウドPBX」について説明してくれないかな?
分りました。
では、その概要から説明します。
日立さんは「IP−PBXの“CX−01”」を、オンプレミスでもクラウドPBXでも対応してます。
そして、全国にある特約販社(ディーラー)が扱う意思と能力を持っていれば(1)も(2)も扱うことができるようになっているんですね。
そうなんだ。
NECさんだけではなく日立さんもディーラーが販売できるように考えているんですね。
そのシステムの特徴は、図2のように3つあります。
図2 日立CX−01クラウドPBXの特長
あらー、そしたらディーラーは、どちらをどんな顧客に売り込んだらいいのかしら?
そうですね。
ディーラーは2つのシステムの特長を使い分けて顧客に提案することになりますね。
それって、どんなこと?
CX−01クラウドの位置づけは、日立システムズネットワークス(現:日立システムズフィールドサービス)によれば
となっています。
すると、両者のメリットはどうなるのかな?
はい。両者のメリットを、表1に示しました。
表1 2つのシステムのメリット
表1でCX−01クラウドは「PBX機能が豊富」ってあるけど、CommuniMax/CTはどうなの?
IPサーバーベースで、単機能といってもいいんだがシンプルなんだね。
そうすると「CX−01クラウドPBX」でディーラーは、端末もクラウドの本体側も運用管理を一手に引き受けるわけだね。
そうです。
例えば、日立システムズネットワークス(現:日立システムズフィールドサービス)では、その提案資料(パンフレット等)に
と謳っています。
そして、そのパンフレットには「データセンターの特長」を次のように謳っています。
日立さんには全国に「日立システムズネットワークス(現:日立システムズフィールドサービス)」以外に特約販社(ディーラー)があるわよね。
そこでも対応できるの?
そうです。
冒頭に言いましたように、対応する意思と能力のあるディーラーさんは対応されますね。
日立さんとそのディーラーの対応について、よく調べたね。
その「CX−01クラウドPBX」のシステムについて説明してくれないか?
はい。
それでは、そのシステムのイメージを図3に示しましたので見てください。
プライベートクラウドですね。
ユーザー側に目を向ければ、既存のPBX端末がLAN上につながっていることが分ると思います。
つまり、ユーザーは「IP−PBXCX−01」を使っているのと同じイメージでいられるわけですね。
しかも、PBX本体は自社に設置しないで済むので、資産を持たないだけでなく、そのスペースも不要、ということになります。
どのくらいの規模なら「CX−01クラウド」の方が安価になるのかな?
そうですね。
概ね内線端末が500台くらいなら「CX−01クラウド」の方が安価になるようです。
そうか。
概ね理解しました。
愛ちゃんも分かったかな。
はい、大体分りました。
でも、一番収穫のあったのは小野田君ね。
だってこれで、クラウドPBXの提案もできるようになったんじゃない?
はっはっは。
愛ちゃんは偉そうにいうね。
では、今回はこれで終わろうか。
図3 日立CX−1クラウドPBXのイメージ
(出典・引用:日立システムズネットワークス(現:日立システムズフィールドサービス)提案資料より作成)
そうそう、もう一つ補足があります。
日立さんには2つのシステムがあるといいましたが、この2つを組合わせて提案することも考えられます。
えーっ、どういうこと?
「CX−01クラウド」と「CommuniMax/CT」を組合わせて提案するのは、例えば海外対応や出退店の激しい店舗運営をしている企業などですね。
図4 もう一つのシステム構成
そうかぁ!
その2つのシステムの接続はどうするの?
GW(ゲートウェイ)で接続することで可能なんです。
はい、よく分りました。
有難う。
次のテーマで、また私からお願いがあります。
先日、会社の仕事で「メールの誤送信」をして、ひどく叱られちゃったの。
再発しない方法など「メール誤送信」について、いろいろ教えてくれないかな。
そうか、失敗したね。
可愛い娘のためだ、教えてやろう。